ここに記載している産地は全て店主が実際に行ってみてきた産地です。
産地の場所
臨滄茶区
昔帰のお茶販売はこちら
産地の特徴
昔帰というと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
臨滄茶区に位置する忙麓山と言う場所にある村の1つです。
すぐ脇にはメコン川が流れており、川の栄養分などが多くしみこんだ素晴らしい土地です。
標高は有名産地の中では比較的低く750m前後です。
正直言って、個人の感想ですがお茶の品質と標高はもちろん関係はありますが、標高が高いからといって良いとは思いません。あくまで個性を決める要因にはなりますが標高が高い=良い茶葉ができると言うわけでは無いことはこの昔帰のお茶を飲めば一発で分かると思います。
有名産地の中では価格は比較的こなれており、品質と価格のバランスは非常に良いところだと思っております。店主が、最初に訪れた地にして最も気に入った産地です。

メコン川のすぐ脇にあります。
高速道路を降りたすぐ脇にあり、比較的アクセスは良好な場所です。
地元ではメコン川の川魚を使った料理などがみられます。特に、フナの料理は絶品です。
土は水はけが良い赤土。砂利も多くミネラルはたっぷりある土壌かと思われます。
昔帰の村の本当に重要な核心茶区は一般人の車が入ることができません。
畑の入り口には監視カメラと立ち入り禁止の看板があります。
そのため、必ず農家の方と一緒に入らなければなりません(誰でも言えばOKと言うわけではなく紹介がないと基本は入るのは難しいと思ってください)
核心茶区は非常に狭く、端から端まで歩いても10分はかからないんじゃ無いかと思います。
当然ですが、肥料や農薬の持ち込みは一切禁止です。
特に、近年価格が非常に上昇したため、以前よりずっと厳しくなったと言います。
なぜなら、このような化学薬品を使うと土壌が汚染されたり、茶葉の品質が落ち茶葉の価格が安くなってしまうからです。農家の方々(特に若い人)は価格動向に敏感であり茶葉の品質を落とすような農法は絶対にやりません。
この、狭い茶畑の中に大小様々な茶樹が密集して生えています。
また、農薬を使わない関係上、雑草がたくさん生えております。
雑草は、根を生やすことによって土の保水力を上げたり、酸素濃度を上げたり、微生物を活性化させることにより茶樹にとって良い働きをします。栄養の獲得競争が起きるため、それだけ茶樹は根を土壌深く生やすことができます。
最奥部には昔帰の茶王と呼ばれるひときわ大きな茶樹が生えています。
また、その茶王の正面には「茶王地」と呼ばれる場所があり樹齢が100年~600年の茶樹が生えています。

昔帰茶王

昔帰茶王地
自分は、この茶王の茶葉がほしかったですが、もうすでに予約が入っていること、もしほしいなら来年1キロ3万元といわれ断念しました。
とはいえ、数ある有名産地の中では現実的な値段であり、いつか手に入れてやろうと思っております。
この茶王のある場所から少し戻り、上に登ったあたりに今回仕入れた単株茶の茶樹があります。

仕入れた茶葉

店主と茶樹
樹高は3~4mほどで人間より一回り大きいくらい。
根元から4股に分かれ、根はとても太いです。
山の急斜面に生えていました。
周りはほとんどが樹齢が高い茶樹が多く昔帰の中でもひときわ立地が良い場所に生えている木だと思いました。
ところで、昔帰のような有名産地は効率化のため、農薬や肥料を使いまくっているという話はたまに小耳に挟みます。しかし、現地に行くとなぜこのようなことが言われているのかが分かりました。
上に書いていた「農薬肥料の持ち込みは禁止」というのは全て核心茶区だけのお話です。
昔帰と言ってもそこそこ広いので核心茶区じゃない場所も実はあります。
このような場所には低木の樹齢が数年ほどと思われる茶樹が整然と植えられており、雑草などはほとんど生えていませんでした。
そのような場所で、育てられたお茶も「昔帰」と名乗ることは一応できます。なので、価格の割に良くない、肥料で薄められた味がする云々はほとんどがそのようなお茶なのでは無いかと思います。
そして、農家の方の家で単株茶の散茶(晒青緑茶)と紅茶を飲ませていただきました。
散茶に関しては非常に味が強く、年数を置いた餅茶の方が良いのでは無いかと感じました。紅茶に関しては非常に味が良く出ておりすぐに仕入れを決めました。
紅茶の販売はこちら
その後、臨滄の中心街まで移動。
そこで保管されていた餅茶をいくつか試飲しました。
いちばん気に入ったのは2019年の餅茶でこちらの仕入れを決定。
品質の割に値段はそこまで高くなく、非常に良い産地だと思いました。

昔帰餅茶
味わいの特徴としては、臨滄茶区の中では骨太く、ミネラル感があります。また、甘さも相応にありとにかく飲み応えがあるお茶です。非常に強さと甘さのバランスが良くこの点でも個人的には非常に推せる産地です。
超有名産地の冰島なんかは骨太さよりも甘さが強いので、冰島をより太くしたような感じでしょうか?
とある人は抹茶のような青々しい香りとも言っていました。
生茶の販売はこちらです。
ぜひ、メコン川の恵みを体に受けてみてください。
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