場所
普洱茶区
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世界遺産登録!2023年_景邁山大平掌単株生茶(樹齢1000年)
世界遺産登録!2018年_景邁単株紅茶(晒紅) 樹齢500年
産地の特徴
景邁山は世界で唯一、お茶関連の文化遺産に登録された場所です。
標高は1400m。
年間平均気温は18℃
年間降水量は1400~1450mm
茶樹が良いというのももちろんありますが、景邁の村の文化的な景観、ほとんど野生のような栽培方法、、諸々の要因が組み合わさっての世界遺産登録のようです。
まず、景邁の山に行くと「道路がアスファルトで舗装されていません」
昔ながらの石畳でありものすごくお尻が痛くなります。。
それは、アスファルトで舗装すると茶樹に悪影響があるからとのことでずっと昔ながらの石畳のままなのです。本当に茶樹を保護するという強い意志が感じられます。

景邁の村に行く途中
そして、この道をすぎたら景邁の村。景邁にはいくつか村がありますがその中で最も奥深くにある村です。
こちらが、たどった道筋です。景邁の中でもかなり標高が高い場所にある村です。
まず、この村。昔ながらの高床式の家がほとんどであり藁葺き屋根が美しい場所です。
この村の景観も文化遺産に登録された理由の1つだという事です。
朝はこのように霧に覆われます。この霧は茶樹が発育するのに非常に都合が良く、高品質なお茶ができる要因の一つです。

景邁村の霧

景邁村の霧
この村では、朝は家の中でたき火をして暖まります。そのため、村全体にたき火の素晴らしい香りが漂っています。また、そのせいか製茶されたお茶にはほんのり燻製の香りがついてます(村の外で製茶されたものは付いてないかもしれません)

たき火に当たる景邁村の老人
そして、とある方からの紹介で農家の方とお会いすることができました。
茶樹の手入れをほとんどしていないため突出して品質が良いお茶
こちらの農家の方が所有する畑はこちら。畑と言うより道を外れた山の中に茶樹が点在しているような場所です。

景邁の茶樹
農家の方いわく「僕は怠け者でね。。草刈りはほとんどやっていないんだ。」とのこと。そのおかげで意図せずに突出して品質が良いお茶ができてます。雑草が大量にある事で競争力が働き、茶樹の根が地の深くまで伸びます。
ほんとうに、山と雑草が多く茶樹と普通の木の区別がほとんど付きませんでした。

景邁の茶山。雑草が生い茂り茶畑とは思えないほど。

全くの無農薬のため虫食いが発生している。
こちらが、今回仕入れた樹齢500年と言われる茶樹。雑草に覆われていて、こけまで生えています。
まさに野生のワイルドな味です。

樹齢500年の茶樹
大平掌古茶林
景邁には大平掌古茶林という周りから区別された茶園があります。

大平掌古茶林の農家の方と握手している
こちらの茶園は、樹齢が非常に高い茶樹がたくさん生育している希少な場所です。
茶園と言いますが、茶樹だけでなく様々な木が混在して生えております。中には樹齢が数百年でも超巨大な木があります。

茶の神木
こちらは茶樹の中でも神木と呼ばれる崇拝の対象になっている木です。
紅い垂れ幕があります。
このように様々な木に混じって茶樹が生育しています。
そしてひときわ奥に入ったところに、茶樹王があります。
幹がものすごく太く樹齢が1400年と言われます(ほんとかなぁ・・?)
また、かに足と呼ばれる寄生植物が生えています。こちらは、現地では薬のように扱われるのむと抗がん作用があるなどという伝承があります。

景邁のかに足
牛なども放し飼いです。
試飲
そして試飲です。
樹齢が500年の野生茶樹と大平掌古茶林の千年古樹を試飲しました。
どちらも心地良い燻製香が付いていますが2煎目くらいでなくなり、甘いとろける花のような味に変わります。また、強くもなくエレガンスすぎず非常にバランスが良いお茶です。
このように突出して品質が良い割には景邁のお茶は高くありません。理由はやはり広大な面積により生産量が多いと言うことでしょうか?
当店では
の3種類を扱っております。
野生の味を感じながら良いティータイムを。
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