冰島老寨~神に愛された茶山~

産地紹介

産地の場所

臨滄茶区

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冰島老寨の茶葉販売はこちら

2024年_冰島老寨「単株茶」(樹齢700年)

2024年冰島プーアル生茶(冰島500年古樹茶:阿桂蔵茶)

2024年_冰島老寨紅茶(晒紅):樹齢400年

産地の特徴

冰島というと、あまりにも有名でプーアル茶専門店に行くととりあえず「冰島」という名前が付いたお茶がありますね。また、プーアル茶の中では最も高い値段が付く産地でもあります。ワイン畑で言うと「ロマネ・コンティ」の立ち位置にいるかと思います。(冰島老寨はモノポールではないためだいぶ違いもあるかなとは思いますが・・)

ただ、冰島老寨の核心茶区は非常に狭く、端から端まで歩いて10分もかからないくらいの畑です。また、ここで採れるお茶の量よりも圧倒的に「冰島」と書かれて売られてるお茶の量が多いです。。なので大半は「冰島老寨の核心地域」ではなく麓の方の山で採れたものと思われます。

標高は1700m。

年間平均気温は19.5℃

年間降水量は1000mmから1200mm

土は黒土です。プーアル茶の産地は赤土である事も多いですがここは珍しいです。

自然交配でできた茶樹の品質、標高、降水量、気温、土壌

全てが最高の環境にある茶畑です。まさに「神に愛された茶山」と言うべき場所です。

また、核心地域には化学肥料や農薬などの持ち込みは厳しく禁止されており、また金属などの使用も禁止されています。

Google先生の画像翻訳です。

このような規定があるため、茶葉の品質は高く保たれ、伝統的な農業が行われています。

主に、経済的な理由により(ちょっと聞こえが悪いですが「儲けるために」)絶対に自分たちの商品の価値を下げる肥料や農薬を使わないようにしています。

まずは入り口(店主のどや顔)

茶園の中はとにかく大小様々な茶樹が群生しています。

栽培型ではあるのですが、当然雑草は生えており、ほとんど林のような感じです。

大小様々な茶樹。金属を使うことは禁止されているため竹の足場があります。

大樹と呼ばれる茶樹。

また、標高が高いため樹齢に対して茶樹の太さがありません。

これは樹齢100年程度とのことですがヒョロヒョロな茶樹でびっくりしました。

昔帰などはもう少し大きかったです。

樹齢100年の冰島茶樹

 

小樹と大樹。

小樹と大樹。

小樹と大樹を比べてる写真。

左が小樹(樹齢100年前後)右が大樹(樹齢300年)

という説明でした。

冰島で茶摘みをしている方

秋茶を摘んでいる方の姿も見えました。

 

そして、こちらが冰島の真ん中に生えてる最高級の古樹

冰島老寨茶樹王

樹齢は700~800年

他にも同じくらいの樹齢の茶樹はあるのですが、自然交配によりおいしい茶ができる茶樹でたまたま最高の産地の冰島の中の土質や日照条件がいちばん良い場所に生えた。

と言う神に選ばれた茶樹です。値段はなんと1キロ40万元~50万元

日本円で約800万~1000万円。

1g1万円です。

追記修正

中国のWebサイトで調べたところ、この茶樹の春一番茶は188万元

4136万円でした。

おそらく1000万円は二番茶以降で今農家の手元にあるものということでしょう。

凄まじい値段ですね。。

さすがに、飲めないし買えないですがさぞかし素晴らしいんでしょう。。

 

そして、その茶樹王のすぐ近くに生えてるほぼ同じ樹齢のこちら。

日照条件などに細かい違いがある以外は樹齢などは茶樹王とほとんど同じらしいです。

本来ならば、外国人である私には絶対に売ってくれないようなお茶ですが、紹介である事、あとは日本の珍しいお酒やお土産などを差し上げたら何とか売ってくれると言うことになりました。

冰島老寨の希少な単株です。

販売はこちら

また、樹齢400年の茶樹から採れた紅茶も販売してくれました。

試飲

そして、試飲です。

とにかくサトウキビのような極めて素晴らしい甘みと変な苦みがまったくなく余韻がいつまでも続きます。西双版納の方にみられるようなドカって渋い感じではなく非常に上品な甘さです。
とにかく、しばらく口の中がずっと甘い。

まさにエレガンスの集大成のようなお茶。

ただ、これは晒青緑茶です、、

餅茶もほしかったのですが仕入れ値で200g1万元と言われたので断念しました。ほしい方は連絡ください(笑)一応取り寄せもできます。

冰島は名前だけが有名で実態はどんな感じかっていう記事がほとんど見当たらないため、このような記事を書いています。とはいえ、自分も少しみてきただけなので完璧ではないかもしれませんが少しでも参考になったらと思います。

本当の冰島老寨で作られたお茶は価格に見合う本当に素晴らしい味わいがあります。ただ、いかんせん生産量が少ないため、ニセモノも数多く出回っているのが実情です。私はきっちりと信用がおける方からの紹介+農家からの直接購入+頑張って交渉したことにより手に入れることができましたが、一般の人がフラっていってもまずはこのような単株茶は手に入らないでしょう。。

なので、日本で販売しているお店がどのような経緯で手に入れたのかしっかりと聞いて(できれば現地に行った写真があるところ)から買わないとダメだと思います。

ヤフオクとかメルカリはまぁヤバイでしょうね。。

冰島のお茶がおいしくない、肥料漬けだと言われている原因についての考察

自分はいつも冰島は値段の割にはおいしくないだの肥料漬け、農薬漬けだからダメだのいろいろな噂を聞きました。しかし、実際に現地に行って飲むと多少割高感はありましたがしっかりと個性が豊かで甘さも心地良いためこれは人気が出てもおかしくないと思いました。

あと、核心茶区は非常に狭く生産量も少ないと感じました。

値段の上がる要因は満たしています(人気であり生産量が少ない)

また、全く肥料漬け、農薬漬けにしている様子は見当たりません。

なので、なぜかなぁ、と自分なりに想像してみました。

 

まず事実として、冰島老寨から離れた場所(一応冰島村)には写真のような新茶園が非常に多くありました。

冰島の麓の新茶園

また、すぐ近くには化学肥料の袋を持ったおじさんがいました。

ここから下は想像です。

つまり、このような新茶園すらも「冰島」と名前をつけて売り出しているため価格の割にはおいしくない。(当たり前ですがこのような台地茶が高級な古樹茶と同じ訳がありません)

また、本当の核心茶区には農家の人と一緒じゃなければ入れないため一見さんは麓のこの様子だけ見て「肥料漬け、農薬漬けだな」と勘違いしてしまうのでは無いかと思いました。

 

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